よく"read me"という名前のついたファイルがありますが、ぼくはこれがわりと好きです。いや、内容じゃなくて、その"read me"という名前が好きなのです。日本語の場合、こういったファイル名は「お読みください」となっています。あくまでその商品のメーカー側が「お読みください」と言っているわけです。しかし"read me"はその語義の表すところ、ファイル自身が「ぼくを読んで」と言っている。もちろん、これは英語の「言い方」であって、意訳としては「お読みください」には違いないのだけれど、でもね、ぼくはなんだかそのセンスにとっても親しみを感じてしまうんだな。read me. ぼくを読んで!
似たようなことでMac OSの「アイコンが跳ねる」というのも好きです。複数のアプリケーションで同時作業していても、どこかで人間の決定が必要になると「オーイ、こっちこっち」という感じで、そのアイコンがぴょんぴょん跳ねて知らせてくれる。Windows機はその点「機械!」という感じがしますね。ぼくはあんまり機械に強くないので(あと微妙に回りくどいダイアログもちょっと苦手。「アプリケーションの関連付けをしてください」とか)なんとなくMacを使い続けてます。
そう、あと"read me"みたいな表現の仕方で好きなのがあって、"one for pot"というやつです。これは紅茶をいれるときリーフの量の目安になる言葉で、1人分の紅茶ならスプーン2杯のリーフ、3人分なら4杯のリーフをポットに入れるということを指します。つまり「1杯はポットのぶん」ということですね。西洋人のこういうセンスは、すごくいいと思う。
ところで「お茶をいれる」の「いれる」って、漢字の使い分けがむずかしいですね。「茶筒にいれる」とかは「入れる」でいいとして、「湯呑み(またはカップ)に注ぐ」というのは「入れる」でいいのだろうか。「お茶をつくる」というときに使う「いれる」には「淹れる」「烹れる」「点れる」「煎れる」などあって、それぞれの漢字を正確に使い分ける自信は、ぼくにはありません(だからさっき「紅茶をいれる」と書いたときはひらがなで逃げた)。
日本語ってむずかしい。世界三大難解言語のひとつに数えられるだけのことはありますな。
こんにちは。
「ぼくを読んで!」というと無機質なメールが
一気にかわいいメール君!って感じになりますね。(写真のレゴがメール君か??)
私もPCを使いはじめからずっとMac使いですが、先日ほぼ初めてぐらいの感じで
Windowsを使いました。4〜5時間でなんとか操作に慣れ、私でもWindows使えるのねと。
でも感覚的に使えるという点では、やはりMacくんにはかなわないっす。
ぴょんぴょん跳ねるアイコン。大急ぎで仕事をしているときにたいしたことないことで
跳ねられるとたまにイラっとします(笑)これもある意味人間っぽい?!
でままた〜
投稿情報: 金ゴン | 2008年7 月19日 (土) 12:36
ぼくを読んで!いいですね♪日本語にはない表し方。無生物主語?make O C なんかの構文をならったときも同じような気持ちになりました。The road will lead you to~とかThe newspaper says~とか‥妙に気合い入れて訳してた覚えがあります。
日本語は難しいですね。ひらがなで逃げること、よくあります。叔父と伯父の使い分けも最近知ったし‥。でもあえてカタカナで書いてみたり、ひらがなで書いてみたりして微妙なニュアンスを表現するとき日本語って面白いなぁって思います。外国語として勉強するにはややこしい以外の何者でもないでしょうけど‥。
最近、更新たくさんですね。無事に復旧してほんとに良かった~♪
投稿情報: 亜有 | 2008年7 月17日 (木) 15:07
丈さん、おはようございます。
英語は、習っても習っても
さっぱり身につかなかったのであきらめました。
ほんとに学ぶなら英語圏に住むしかないんじゃないかなあ、と今では思ってます。
日本語って世界三大難解言語なんですね。
へぇ。
私は、日本語の国に生まれてよかったな。
日本語、大好きだから。
議論などをするにはむいてないけど、
表現の幅があるというか、
押し付けがましくないというか…。
あ、だから難しいのかも。
あくまでも私のイメージですけど。
去年、
「音に生きる」という雑誌が
コトバのチカラって特集で
GOINGの歌詞を取り上げて取材してましたよね。
あれとても面白かったです。
最後に日本語のプロフェッショナル、
谷川俊太郎さんの言葉から
大好きな表現をご紹介。
あなたは自分でも気づかずに
あなたの魂のいちばんおいしいところを
私にくれた
ガツンときました。
多分、言葉だけではなくて。
では。
投稿情報: 真理子 | 2008年7 月17日 (木) 06:28
丈さん、こんばんは。
「ぼくを読んで」という表現がいいですね。
これを見て、「不思議の国のアリス」の絵本を思い出しました。
アリスが不思議な国で変な液体を飲むシーンがありますが、
その入れ物に「わたしをのんで!」と書いてあったような気がします。
なんてかわいらしい。
ポットの表現もかわいいですね。
間接的な擬人化というのでしょうか……モノだけど人格があるような、
そんな表現はけっこう好きです。
そういえば「いれる」の表現。
「淹れる」は「コーヒーをいれる」という時に使われるのをよく見ます。
「点れる」は抹茶、「煎れる」は日本茶っぽいですね。
「烹れる」は初めて見ました……。
投稿情報: うさぎや | 2008年7 月16日 (水) 23:23
写真の人形に驚きました!(小人が居る!?)と思ってしまいました…(汗
暑さで頭がメルヘンを求めているんでしょうかね!(笑 どうでもいい話も織り交ぜつつ…
しかし何だか乙女チックですね(^^)
そんなファイル名が存在する世界に感謝です!可愛いらしいですね。
お菓子の袋にプリント(?)されているキャラが「買って!」と訴えかけているのと同じ誘惑を感じました。(笑 実際は強い思い込みですが…
自分はそのまま読んじゃいますね。(本当は違う意訳なのに…)
分かります! 現代はデジタル化してしまって言葉も冷たい壁のようで…
と思っているのはきっと自分だけでしょう…(話も逸れましたし…)
髪みたいにでしょうか?(漢字はちがう気がしますが…)
そんなファンシーな機能が備わっているとは!
逆に放置し続けてしまいますね。見ていたいので…
自分も同じく。変な壁を感じてしまいます…
関連付ける!? 既に難しいですね…
自分もきっとそうしますね!(笑
"One for pot"? 何故なんでしょうか?
なるほど!茶目っ気がある目安ですね(^^)
日本人みたいに変に真面目じゃないですし、覚えやすいです!
自分は「入れる」と「煎れる」しか使わないですね…
逃げて「注ぐ」にしちゃいます。
自分は見たことのない漢字が出てきてすでに自信喪失です…orz(元からない自信ですが…)
自分は先ほども書きましたが、「注ぐ」に…(逃
本当ですね。あとの2つが気になります…(笑
投稿情報: つぶきち | 2008年7 月16日 (水) 17:18
Mac触ったことがないですが、可愛いとこあるんですね!同じパソコンでも違うものなんですな~。
丈さんのポットの話読んでたら、アフタヌーンティーしたくなってきました。
日本語って三大難解言語のひとつなんですね。
漢字は確かに、ややこしいです・・・。
きく、とか、あう、とか、選ぶ漢字で送り手への愛情が計られちゃう気がします。
あ、あと、前の記事の飛んだところの、凄く興味深かったです。いっぱい発見がありました。どうも有難うございます。
投稿情報: 双葉 | 2008年7 月16日 (水) 13:48
わたしも家ではMacを使用しています。
確かに、アイコンが跳ねるのはかわいい…。
Excelのアイコンひとつ取っても、Windowsよりデザインもかわいい…。
仕事ではWindowsを使用しているのですが、
でも、彼にもかわいいところもあります。
圧縮データが凍っているのです。
フォルダが透明でつるんとした感じの箱に包まれてて、氷の中に入ってるみたい。
それを「解凍」して開くわけですね。
でもやっぱりMacの方が好きだなぁ。
仲間はずれにされることがたまにあるけど(オンラインゲームに対応していないとか、付属ソフトが使えないとか…)。
投稿情報: 藍子 | 2008年7 月16日 (水) 03:47
丈さん、おはようございます。
私はふと会話が途切れた時に使う『Un ange a passe.』 (天使が通った。)というフランス語の表現を知った時、素敵だな〜と思いました。
想像したら・・・本当に天使が通ったかも〜?とか思ったらなんだか素敵な表現方法ですよね。
漢字は・・・日本人として生まれながら今もって苦手です(>_<)
投稿情報: Kaori | 2008年7 月15日 (火) 07:10