「OTODAMA」の余韻がまだ残っております。あれは本当に、楽しかった。個人的には「Take me home country roads」でバイオリンを弾いたのが特に面白かったですね。ああいうラフなスタイルでバイオリンを弾くとき、そのバイオリンのことを「フィドル」というのですが(ウェスタン、トラッド、あるいはジャズなどもそうですね)、ぼくはこの「フィドル」がとても好きです。
ところでみなさん「ROOTS」というTVドラマをご存知ですか?アレックス・ヘイリーという作家の長編小説が映像化されたもので、ヘイリー自身のルーツ、つまり家系が脈々と描かれた、長大な物語です。どうしてそれが物語になるのか、というと、それはヘイリーの家系の歴史が「奴隷制度の歴史」であったからなんですね。時代は18世紀にまでさかのぼって、アフリカのガンビアで生まれ育った少年、クンタ・キンテが奴隷商人に連れ去られてしまうところから始まります。物語はそこから大波乱に満ちていくわけなんですが、えーと、それとフィドルに何の関係があるのかといいますと、物語の中に「フィドラー」というおじいさんが出てくるんです。彼もやはり奴隷で、クンタ・キンテがこき使われる屋敷で長年隷属をしてきたのですが、その間にフィドル弾きとしてのスキルを身につけていました。で、その弾き方が、とにかくかっこいい。
普通バイオリンというのはこう、アゴと肩の間に挟む格好で演奏するものですね。でもこのフィドラーは、その奏法だけではなくて、ときどきすごく低い位置に構えて演奏をするんです。左腕の下腕部にバイオリンを乗せた状態、という表現で伝わるでしょうか(ウェイターが片手でお盆を持っているような感じ)。その状態で、けっこう速いテンポの曲をごりごり弾きまくる、これがねえ、かっこいいんですよ。「オーケストラやりたいな」と、なんとなく思っていた高校生の僕にバイオリンを買わせた、その「最後のひと押し」がこのフィドラーの姿だったんです。
そういったわけで(長かった・・・)この間の「OTODAMA」で、リラックスした状態で、思いつくままにごりごりとフィドルを楽しめたことは、僕にとってはとっても印象に残りました。バイオリンやめないでよかった。
「ROOTS」もたいへん素晴らしい作品ですから、時間のある方は(めちゃくちゃ長いです)夏休みの間に観てみるといいですよ。これを超える感動作って、僕はまだ観たことがないです。
丈さん、こんばんわ。フィドルって凄いですね!
あこがれていたものが出来るって素敵なことです。
夏休みから秋にかけて、ROOTS調べて見てみます。with YOU
のライブ、私も楽しみにしています。
投稿情報: まな | 2006年8 月22日 (火) 20:54
行きました。
丈さんの浴衣姿、かなり似合ってましたよ。
病人のような、文学家のような。
で、ですね「カントリーロード」のバイオリン、すごくよかったです。
前のコメントにもありましたが、「耳をすませば」の、あのワンシーンを思い出し、一緒によこにゆれながら歌いましたよ。
バイオリンのリズムに揺れながら。
気持ちよかったです。
よい時間をありがとうございました♪
投稿情報: ロボマサ | 2006年8 月22日 (火) 20:04
丈さんこんにちは。
OTODAMAとても楽しいイベントだったようですね。
その場にいなかったことがとても残念です。
フィドルって弾き方のことなのですか……てっきり楽器の名前かと思っていました……(恥)
お勉強になりました。同じ楽器でも、いろんな顔を持っているんですね。奥が深いなあバイオリン。
これからもどうぞ、「やめないでよかった」と思える瞬間のために練習がんばってくださいね。
投稿情報: しの | 2006年8 月19日 (土) 09:07
こんばんは。
OTODAMA行きましたよ。
お天気がとてもよく、With youが始まる前は暑さでふらふら。
うっかりすると倒れるんじゃないか?!と思っていましたが、始まったら楽しいのが勝ってしまった!恐るべし音楽パワー♪
念願のWith youライブは想像以上に楽しく一人でずっとバカ笑いしてました。
Country Roadsを見てたら私はジブリの「耳をすませば」を思い出してしまいました。主人公の女の子が自分で訳詞したカントリーロードを同級生の男の子とそのおじいさんや仲間たちの演奏をバックに歌うシーンです。そのシーンと同じ雰囲気を感じました。そしてフィドルという弾き方は私も初めて聞きました。バイオリンも奥が深いですねぇ、しみじみ。
単純に音楽を楽しめる。With youはそんなバンドなのかしら?次は荒川土手あたりで見てみたいです(笑)
ではまた
投稿情報: 金ゴン | 2006年8 月15日 (火) 22:38
丈さん、こんばんは。
私も好きなジャズバンドのキーボードを初めて聴いたとき、
それまでクラシックの印象しかなかったピアノという楽器が
こんなにもかっこいい楽器だったのかということに初めて気付き、
とても衝撃を受けたのを覚えています。
クラシックももちろん素晴らしいのですが、ジャズやウエスタンなどの
ちょっと肩の力を抜いて、楽しく、時に攻撃的に、そして
思うがままに演奏するスタイルって、やっぱりいいですよね。
投稿情報: Aze | 2006年8 月15日 (火) 22:15
バイオリンにそんな弾き方が!
小学生時代、スパルタな教師に習っていて嫌になり、
中学生時代、プロを目指す人を見て「自分と違う世界」とやめてしまったのですが、
最近になって「続けてれば良かった」と思います。
クラッシック以外でバイオリンと接する方法もあったのだなぁと。
丈さんや、ベルセバのお姉さん等・・・バンドに取り入れるのも素敵ですよね。
ROOTS、見てみたいと思います。
投稿情報: かのこ | 2006年8 月15日 (火) 13:40
丈さん、おはようございます。
「ROOTS」に反応してしまいました!知ってます、これは
強烈に印象に残ってます!
そうそう、長い壮大なお話でしたね…。しかし、残念ながら
フィドラーのおじいさんのことがはっきりと思い出せません。
もう1回見てみようかなぁ。(長い…)
OTODAMAでフィドルを楽しめてよかったですね。
私もいつか聴けるといいなぁ。
暑い日が続くので、しっかり食べてこれ以上痩せないように(!)
バテないよう、気をつけてくださいね。
投稿情報: nao | 2006年8 月15日 (火) 10:01
はじめまして。
OTODAMA、参戦しました。
丈さんの楽しそうな姿がとっても印象的で、見ている私も本当に楽しくなってしまいました。
with YOUのライブ、見てみたいです。楽しみに待っています。
それでは。
投稿情報: みそ | 2006年8 月15日 (火) 06:36