この数日間で、大切な瞬間がいくつもありました。会場全体が"tutti"へと向かって盛り上がっていく、あの感じも本当に素晴らしかったし、ライブの終盤でお客さんが見せてくれる顔、そのひとつひとつには胸を打つものがありました。それら美しい瞬間が発する、大きなエネルギーの、その隅っこで演奏を続けている自分自身を発見したとき、僕は自分が「合奏者のひとり」であることをはっきりと悟りました。ステージに立つ人間だけではなく、ライブという空間ではそこにいるすべての人が「表現」をしているのだと、実感したのです。声や、身振りや、顔つきで、さまざまな人が自分自身をひらき、訴えている。
少し前まで僕は、自分がもっとバンドの力量を引き出さなければ、と強く思っていたのですが…うーむ。どうやら、そういうことでもなかったんですね。仮にいまバンドが120%の力を出せたとしても、"tutti"を目指す場合、それだけでは不十分なのだと今は考えています。それよりも会場が渾然一体となった状態で達する95%のほうが、遥かに素晴らしい。
いろいろなところで話してきたように、むろん当初はそれを目指していたわけであって、頭ではわかっていたつもりなんですけどね。「知っている」と「わかっている」との間には雲泥の差があるということでしょうか。
これからはきっと、バンドはさらに良い状態でライブに臨むことができると思います。自由に、大きく音楽を鳴らすことを大切に考えていこうと僕は思っております。肩肘張ったりすることはたぶんもうないですね。ただ音楽面の監修ができる人間は僕しかいないので、締めるところはびっしびし締めていきますが。
写真は熊本で出会ったバイオリン。本物ではなく、玩具です。
こんにちは。はじめまして。
熊本の会場に行きましたよ。
ドーナツ・ライフを初めて見ました。と、言うよりもゴーイング・アンダー・グラウンドに出会って、たどり着いたと言った方がいいかもしれません。
いろいろなことがあっていたのですね。当たり前でしょうが、まったく感じませんでしたよ。ただただ、楽しいと思いました。
それは、私はライブのまったくの初心者で、どんなライブかって分からないけど、楽しいことが起こりそうな予感と期待、それと、対する、ゴーイング・アンダー・グラウンドのライブがうまく一致したからかなと思います。そして、他のお客様も含め「会場が渾然一体となった状態」であったからなのかしらね。
まったくうまく言えてませんが、行ってよかったです。
そして河野さん、隅っこだけど、存在はぜんぜん隅っこではなかったですよ。
では、お元気でライブ続けてくださいね。
投稿情報: スン | 2006年3 月29日 (水) 17:11
私がゴーイングを好きになったきっかけ。その一つに偶然見かけたライブレポートを読んだ、というのがあります。
ライブではある程度手振りや動きなどが決まってしまっていて、それに合わせないといけない。そんなライブが多いですが…私は「それはおかしい」と感じていました。もっと自由に、好きなように動き、楽しめるべきだ、と。
ゴーイングのライブは自由に動き、自分を表現できる。それが素晴らしいと思ったんです。
メンバーもお客さんも、全てを出し切って…いつか100%になれたら素敵ですね。その時を共に迎えられたらと思います。
毎回長々とすみません…。それでは。
投稿情報: 十六夜 | 2006年3 月28日 (火) 18:16
宇都宮以来、自分の事ではないのに日々もやもやしてました。
私の中でゴーイングはおばあちゃんになっても(ゴーイングはおじいちゃん?!)
ず〜っと好きなんだろうなぁと思っています。
これからもいろいろあるんだろうけど、それが生きていくことなんですね。
次のTUTTI参加はもう少し先ですが、おっきな音楽を鳴らして下さい!
追伸:ライブでふじおさんの音がなじんできた気がしました。
投稿情報: 金ゴン | 2006年3 月28日 (火) 13:33
高知ライブ行きました。行く前は初日のことやコメントなどを見て、不安でした。
終わってみたら、汗をたくさんかいて気持ちよかったし、久しぶりに楽しかったです。いまも曲を聴くたびに思い出しては、またはやくライブに行きたいなーと思っています。いっさんの日記読んで分かったんですが、洋一さんのあれは本当に唐突だったんですね。次は丈さんもやってください、ぜひ(笑)生ふじおさんを見た気がしたんですが、背が低くて終わった後少し見ただけで…記憶が曖昧ですが、ふじおさんいましたよね?写真、撮りたかったです。
REMIさんと同じく、今日の日記を読んでなんか安心しました。
これからのライブも楽しんでください!そしてまたきてくださいね。
相当遅いですがおむすびは冷たい方が好きです。
投稿情報: にし | 2006年3 月28日 (火) 00:01
なんていうか、安心しました。
ライブ楽しみにしていますね。
投稿情報: REMI | 2006年3 月27日 (月) 21:20