昨日レコーディングした曲の中で、ひさしぶりにバイオリンを弾きました(ケルティック・スタイルのフィドル)。録音したのは「ある日、忘れものをとりに」「雨の樹」以来のことだから・・・7年振りだ! その間、日比谷野音公演の「夕暮れ組曲」で弾いたりはしていたけど(あ、あとフジロックでも弾いたか)、スタジオで弾くのはほんと久しぶり。マイクを通して聴く音がまたきれいで、あんまり弾いてなかったけど、やめないでよかったなあ、などと思ったりしました。
子どものころからやっていたわけではなくて、ぼくがバイオリンを弾くようになったのは、たかだか10年くらい前のことです。だからたいして上手くはないのだけど、しかし10年触っていればまあ「それなり」にはなってくるというもの。そしてこの「それなり」が、実はすごく楽しいのだということを、ぼくはここで強く言いたい。
自分が本業としているものに関しては、そんなこと言えないですけどね。でもそれ以外だったら、いいんです。軽いノリで始めて、マイペースでやって、気づいたら10年経ってた、みたいなことで全然おっけーだと思います。それなり万歳です。だって経験がゼロであることと比べたら、そこには天と地ほどの違いがあるわけだから。
ただ向こう10年を考えてみたときにちょっと思うのは、この「第二の楽器」を生かせる活動の場がほしいな、ということです。弦楽でもいいし、大好きなケルト音楽のグループでもいい。40過ぎたら、そういうことができる仲間を集めて、ぼくはバイオリンを弾きたい。だれか一緒にやってくれないかなー。