岐阜から戻りました。初めての土地でしたが、いざ降り立ってみるとそんな気がしなかったです。あれ、なんだろうな、なんだっけなこの感じ、と駅前の景色を眺めながらしばし首をひねるも、ぼんやりと親近感のようなものがあるばかり。しかし、会場へと向かう車中で解りました。埼玉に似てるんです。ディテイルを見ていくとやっぱり違うんですが、どことなく「国道17号沿い」みたいな雰囲気はあります。「ビバホーム」とかね、ありそうなんですよね(ここで「ああ、あの感じ!」と膝を打ってくれる人は果たして何人いるのだろうか……)。
まあそんなローカル話はさておいて、サンボマスターとのイベントライブ、こちらも初めての体験でした。刺激的で、非常に実りあるものだったと思います。ちょっとした発見もありました。サンボマスターといえば、ボーカル山口さんのカリスマ性がまずとっても大きなものとしてあって、演奏はストレート・パンチの連打、みたいなイメージがあったのですが、思っていたよりも音楽の幅は広いですね。登場SEがシュガー・ベイブの「今日はなんだか」だった時点で「おや」と思ったのですが、注意して聴いていると、音楽が盛り上がるところでハーフ・ディミニッシュとかナインス系のテンション・コードがさりげなく混ぜてある。それを難しく聴かせていないところがいいと思いました。
また来週、神戸で同じステージに立つのが楽しみです。
話は変わりますが、以前のダスト・トレイル終演後、たむらぱんに「さるぼぼ」の話を聞いたんです。さるぼぼですよ、さるぼぼ。なんか、語感に面食らいませんか? その未知の単語に僕は「なにそれ?」という具合で、まったく想像が及ばなかったのですが、彼女が言うには、「さるぼぼ」は岐阜県では知らない人はいないというほどメジャーな存在らしい(たむらぱんは飛騨出身)。
その「さるぼぼ」を今日、やっと確認しました。写真がそれです。岐阜駅でお土産を物色しているときに発見して、ははあ、たむらが言ってたのはこれか、とようやく僕の中で何かが腑に落ちたのでした。ちなみに今回のお土産は高山味噌と柿ようかん。またあてもなく買ってます。